indigoblue222の日記

20代仏教徒のあれやこれ

12月座談会

 今月の座談会では、大きく時間をとって、参加者の皆さんに池田先生への思いを順番に語っていただきました。

 先月の座談会は池田先生が亡くなられたと発表されて間もなく開催したので、内容の変更ができなかったのです。

 その代わり、今月はぜひともやろう、ということで、満場一致でメイン企画が決まりました。

 

 直接的、また間接的に池田先生から受けた恩がどれほど大きいか語る人。池田先生との出会いを回想する人。池田先生に教えていただいた人生の指針を皆に伝える人。自分の姿を通して、池田先生のすばらしさを証明しようという人。皆さん、それぞれに深い思いを込めて語ってくださいました。

 ときどき声を詰まらせる方もいましたが、やはり皆さん、元気です。

 先月も、私ふくめ、誰もが涙ながらに話をしていましたが、それでも意気消沈している人はいませんでした。涙で頬を濡らしながら、毅然と、また微笑みながら、「いよいよこれからだ」「ますます頑張ろう」とお互いに励まし合いました。

 

 私たちが輪になって語り合う背後に、南無妙法蓮華経の文字曼荼羅(もじまんだら)が安置されていました。仏壇は明るい金色で、そのなかに掛けられた曼荼羅も、蛍光灯の光をあびて鮮やかな墨痕を際立たせています。

 皆さんの話を聞きながらその曼荼羅を見上げていると、まるで池田先生がそこにいらっしゃって、嬉しそうに、うなずきながら皆さんの話を聞いているように思えました。

 

 座談会終了後、会場参加の皆さんとわいわい雑談した後に、ふと一人になって空を見上げると、ぐっと涙がこみ上げました。

 池田先生という大きな指導者を失ったのに、みんな、これまでと変わらず信心に励んでいます。相変わらず、穏やかで温かい空気に満ちています。

 池田先生、ご覧ください。これが、あなたのつくった創価学会です。

 マスクの中、晴れた冬の空に向かって言うと、「頼むよ」と、また池田先生の声が聞こえた気がしました。